2011 年 11 月 22 日
【報道関係者各位】
シマンテック・コーポレーション (Nasdaq: SYMC、日本法人所在地: 東京都港区、以下シマンテック) は、 本日ノートン オンライン ファミリー レポート 最新版を発表し、デジタル時代に育つことに関する現実とリスクに新たな光を当てます。今年のレポートは、サイバー餌付けという新たな課題を浮き彫りにしました。これは、子ども達が教師を嘲り、その教師の怒る様子を携帯電話のビデオ機能で録画するという、最近増えつつある現象です。これに加え、レポートでは、驚くべき数の子ども達が親のクレジットカードでオンラインショッピングをしていることも明らかにしています。しかしながら、悪いニュースばかりではありません。ノートン オンライン ファミリー レポートは、インターネットの正しい使い方について明確に決められた家庭のルールに従えば、オンラインでの好ましくない経験をかなり回避できることも示しています。
日本の子どもの 24% が、オンラインで好ましくない経験をしたことがあると回答しています。しかしながら、10% は、知らない人から不適切な画像を受け取ったり、いじめられたり、ネット犯罪の被害者になったりするなど、オンラインで重大な好ましくない経験をしています。また、ソーシャルネットワークに積極的に参加している子ども達は、気をつけなければいけないようなコンテンツや状況に遭遇しやすいことも示しています。例えば、ソーシャルネットワークを利用している日本の子ども達の 37% が、オンラインで不愉快な状況に遭遇しているのに対し、ソーシャルネットワークを利用していない子ども達では、19% にとどまっています。
ここで、iは、ポーツマス、ニューハンプシャー州の高校を見つけることができますか?
しかし、親がオンライン利用の基本的ルールを設定しており、これにより、子ども達がより好ましい経験を持てるようになっています。ノートン オンライン ファミリー レポートによれば、日本の親の 7 割が、子どものインターネット利用のルールを設けています。しかし子ども達がオンラインで使える時間に関する家庭の決まりを定めているのは親の 38%、安全なウェブサイトに関する家庭の決まりを定めているのは 27%、そして、家庭のコンピュータにペアレンタルコントロールをかけているのはわずか 13% にとどましました。これは、世界平均より(各々 51%、43%、32%) 著しく低い率となっています。決まりを定めている日本の家庭では、決まりを守る「良い子」の場合、オンラインで好ましくない経験をする割合が 21% と、比較的安全ですが、決まりを破る子ども達では、45% に上りました。
青少年研究家で『ラディカル ペアレンティング』著者バネッサ・ヴァン・ペッテン氏は、以下のように述べています。「子ども達は、これまでになく低年齢のうちに、オンラインにおけるアイデンティティを持つようになっています。ですから、どのサイトに行き、何を言い、どういう行動を取るか、そして最も重要なことですが、どういう行動を取らないようにするかということを理解するために、親、教師、その他のお手本を必要としています。オンラインでの好ましくない状況は、いじめから、金銭の詐欺被害、個人情報の他人への開示など、実世界にも様々な影響をもたらすことがあります。」
サイバー餌付けのリスクに晒される教師達
どのように学校のカリキュラムは、 1970年から2012年から変更されましたか?
ソーシャルネットワークを好ましくない行動に利用した最も衝撃的な例は、サイバー餌付けです。これは、生徒が教師を怒り狂うまでに嫌がらせをし、その教師が怒り狂う様子を携帯端末で撮影してインターネットに載せ、教師と学校に恥をかかせるものです。世界の教師の 5 人に 1 人が、これを直接経験したことがあるか、経験したことがあるほかの教師を個人的に知っていると回答しました。
サイバー餌付けが理由であるとも考えられますが、教師の 67% が、ソーシャルネットワークで生徒と友達になることにより、リスクに晒されると回答しています。それでも、34% は、生徒と「友達」関係を続けています。しかし、教師と生徒がソーシャルメディアでどのように接するべきか学校が行動規範を定めていると回答したのはわずか 51% でした。教師の 8 割が、学校でオンラインの安全に関する教育をするべきだと考えており、親の 7 割も支持しています。
親の「デジタル財布」から使い込み
自分のクレジットカードを子どものネットショッピングに使わせている親の 23% が、子どもたちが浪費していると回答しました。また、親のネットショッピングアカウントを子どもに使わせている親の半数以上 (53%) が、自分の子どもにアカウントを無断で使われたことがあるとしています。
しかし、オンラインショッピングとインターネット上での安全な行動に関する明確なガイドラインを設けるべき理由は、お金の節約だけではありません。日本で子どもがネット犯罪の被害者になった場合、その親の 78% も被害者になっています。これは、オンラインを利用する日本人成人の平均である 38% (ノートンネット犯罪レポート 2011 年) と比べると非常に高い数値です。
女子学生社交クラブ"摂食障害"
株式会社シマンテック コンシューマ マーケティング部 執行役員 部長 ロジャー ヨーダーは次のように述べています。「親と教師は、子ども達と自分達のオンラインにおける安全を守るために大きな役割を果たしています。そして、今年のノートン オンライン ファミリー レポートは、更なる教育が本当に必要であることを示しています。日本の親の 47% が子どもとオンラインにおける安全について話をすると言っていますが、一方で 8 人に一人 (12%) は、子どものオンライン利用を秘密でチェックしており、3% は子ども達のソーシャルネットワークを影でチェックしています。それよりも、家庭や学校などの安全な場所で子ども達とオープンな対話を持ち、子ども達を安全にオンライン利用できるツールで守る方が、遥かに効果的であると思われます。」
自分と子ども達のオンラインでの安全を守るためのヒントについては、www.norton.com/familyresources (リンク先は英語) をご覧下さい。ノートン オンライン ファミリー レポートの世界及び国別の所見の詳細は www.norton.com/cybercrimereport をご覧下さい。
ノートンについて
シマンテックのノートンは、ネット犯罪から個人ユーザーを守るため、最新のウイルス対策、スパイウェア対策、フィッシング対策などのセキュリティ技術により、様々なインターネット脅威に対抗します。また、ユーザーが快適にインターネットを楽しめるよう、PCシステムリソースへの負担を最小限に抑えるツールのほか、オンライン バックアップ、PC チューンナップ、ファミリーオンラインセーフティなどのサービスも提供しています。最新情報は、ノートンtwitterアカウント @NortonJapan をご覧ください。
シマンテックについて
シマンテックは、企業および個人の情報を守り、管理を実現するためのセキュリティ、ストレージおよびシステム管理ソリューションを提供する世界的リーダーです。シマンテックのソフトウェアおよびサービスは、さらなるリスクからさらに多くのポイントを保護し、これまでよりも完全に、効率的に、さらにどこであろうと情報が使用または保存されているところで安心を提供します。詳細は www.symantec.com/jp をご覧ください。
ノートン オンライン ファミリー レポートの手法について
2011 年 2 月 6 日から 2011 年 3 月 14 日の期間、調査会社のストラテジーワン (StrategyOne) は、24 カ国 (オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、ニュージーランド、スペイン、スウェーデン、英国、アメリカ合衆国、ベルギー、デンマーク、オランダ、香港、メキシコ、南アフリカ、シンガポール、ポーランド、スイス、アラブ首長国連邦) の 18 歳以上の成人 12,704 名、8~17 歳の児童 4,553 名、1 年生から高校 2 年生を担当する教員 2,379 名を含む合計 19,636 名にインタビューを行いました。
成人標本総数 (n=12,704) の許容誤差は 95% の信頼度で + 0.87% です。世界からのデータは総ての国が成人人口: n500 の比率で同等に勘案されるように加重しました。一月に 1 時間以上をオンラインで過ごす 8~17 歳の児童を持つ親と定義される親の全標本 (n=2,956) の誤差は、95%の信頼区間で、± 1.8% です。子どもの全標本 (n=4,553) の誤差は、95% の信頼区間で、± 1.45% です。教員の全標本 (n=2,379) の誤差は、95% の信頼区間で、± 2.0% です。
* Symantec 社の名称、ロゴは、米国 Symantec Corporation の米国内およびその他の国における登録商標または商標です。その他製品名などはそれぞれ各社の登録商標または商標です。
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